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放課後に

「んっ……」
 挿入と同時に僅かに漏れた彼女の呻き声が首筋にかかる。
 もっともっと彼女を感じたくて、右腕で抱え込んだ彼女の左脚を持ち直し、
左手で掴んでいるお尻を強く引き寄せた。
 挿入が深くなり、やや角度が変わって、また彼女が呻き声をあげた。
 遠くで誰かの笑い声が聞こえる。
「キツくない?」
「……大丈夫」
 片足で立ち、僕に腰を押し付けるような姿勢で彼女が答える。
 興味本位で思いつきの体位だったが、なんとか失敗せずにできたようだ。


 ここは僕達が通う校舎の3階にある女子トイレの個室の中。
 放課後でさらにテスト前なので、校舎内に生徒は殆ど残っていないはずだが、
我ながら大胆な事をしていると思う。

 ゆっくりと、彼女の膣内を確かめるように腰を突き上げた。
 ほんの少しの水音と、髭を剃っているみたいな陰毛の擦れる音。
 混ざり合った僕と彼女の淫らな体臭。
 熱く濡れた肉が僕の陰茎に絡みつく感触。
 極上の感触に僕はどんどん昂ぶっていく。
 彼女の中で僕の陰茎がさらに大きく、硬くなった気がする。
 自然と腰の動きのピッチも上がる。
「う…んんっ…!」
 気持ちの良いところに当たったのか、彼女がまた震え、呻いた。
 普段からあまり声を上げない性質だが、今日は特別に声を押し殺しているようだ。
 だが、縮こまっているだけではなく、ちゃんと僕が腰を動かし易いように腰の角度を調節してくれる。
 そんな彼女の様子にまた昂ぶり、攻め立てるのに力が入る。
 早く軽く突き入れながら、強く深い動きを混ぜ、しっとり汗ばんだお尻を爪を立てるように揉みあげた。
 お尻を攻めている左手をやや結合部寄りに置くと指先に湿った熱気を感じる。
 彼女の股間から湯気でも出ているかのように感じ、かっと頭の芯が熱くなった。
 僕らの股間からぐちゃぐちゃと派手な音が立っている。
「あっ!、う……んん!」
 力が抜けてきたのか、彼女が上半身を大きく摺り寄せてきた。
 同時にやや小振りな彼女の乳房を夏服越しに感じる。
 挿入前に愛撫した時にブラをずり上げたので、
暖かく滑らかな乳房が僕の腰の動きに合わせて弾むのががナマナマしく伝わってきた。
 最初からそれほど余裕があった訳ではないけれど、いよいよ快感の波が腰に溜まり、決壊寸前だ。
 もう、がむしゃらに、射精する為だけの動きで彼女を突き上げる。
「あっ、あっ!…んんっ!あっあっあっ!!」
 彼女も腰の動きを合わせる事を止め、ぶるぶると振るえながら快感に耐え、
僕の腰の動きに合わせて声を上げながら強く僕の陰茎を締め上げてくる。
「ねぇ……んんっ!あの、うんっ!」
 彼女が喘ぎ声の合間に、呼びかけてきた。
 切れ長の瞳を潤ませ、ねだるように僅かに唇を開けているので、何を求めているのか直ぐに解った。
「ん……」
 彼女の唇に被せるように、噛み付くようにキスをする。
 ねだるくせに消極的な動きをする彼女の舌に自分のそれを絡め、僕の口腔に引き入れ、吸う。
 甘いような酸っぱいような、不思議な彼女の味を味わいながら、強く、腰を突き入れ射精した。
 放つ瞬間には思わず力が入り、精を注ぎ終えるまでは逃がさぬ、とばかりに彼女を強く抱え込む。
「んん~~~~~っ!」
 丁度彼女もイったのかぶるぶると全身を震わせ、僕の口の中に叫び声を注ぐ。
 そして、体の中に溢れる快感を伝えるかのように僕の肩に強く手を置いた。
 彼女の愛液と僕の精とでぬめった彼女の胎内は、この世のものとは思えないほど心地よく、ずっとこのままで
いたかったが、そういう訳にもいかない。
 下校を促す放送が流れ出した。
 僅かに腰を上下させてから陰茎を抜き取り、抱えていた彼女の左脚をゆっくりと離した。
 イったばかりで腰に力が入らないのか、彼女はよろよろと後ろにあった洋式の便器に座り込んだ。
「気持ち……良かった……」
 彼女が僕を見上げ、屈託なく、ふわりと笑う。
 便器には僕が彼女の中に出した精液が彼女の膣内から溢れ出し、粘液質な線を描いていた。
 
「おお、生徒会長と副会長!まだ残ってたのか?」
 身支度を整え、階段を降りていると生活指導の先生と鉢合わせした。
「ええ、夏休み中の部活動の活動予定と予算案が纏まりきれていませんので、その調整をしていました」
「そうか。仕事熱心なのはいいが、今はテスト期間中なんだから、勉強に集中してはどうだ?」
「そうですね、気をつけます。ご指導ありがとうございます。」
 生徒会長である彼女がゆっくりと会釈をしたので、僕もそれに続く。
「ああ、では気をつけてな。」
「はい。先生、お疲れ様です。」
 先生はそれ以上何も言わず、3階へ続く階段を登っていった。
「ばれなかったね。」
「……ひやっとしたわ。」
 彼女は会釈で僅かに乱れた長い髪を整えながら答えた。
 局部はトイレットペーパーで拭いたが、シャワーを浴びた訳ではないので、僕達には僅かながら情事の匂いが残っていた。
「さて、早く帰りましょ」
 彼女が足早に階段を降り始めた。
「今日はこれからどうする?」
「う~ん……さっきのは、あれはあれで燃えたけど、やっぱり大声出せる所でもう一回しときたいわね」
 彼女はくるりと振り向き、生徒会の予算を組み立てる時とさして変わらぬ口調で提案してきた。
「と、なると君の家にお邪魔することになるのかな?」
「そうね、ホテルでもいいけど…着替えるのが面倒だし」
 素直に同意しておく。
 財布の中身も厳しい月中だ、浮かせられる経費は浮かせたい。
「じゃあ、今度は私のリクエストに答えてね?さっきは貴方の希望だったんだから」
 さっきの事を思い出したのか、彼女の頬が僅かに赤い。
「もちろんさ、でもこの前みたいなのは嫌だよ?僕が縛られたりさ~」
「あれはもうしないって……ちょっとどんな感じか試してみたかっただけなんだから、根に持たないでよぉ」
 赤くなっている頬を今度は膨らませた彼女はいつものクールなイメージとは違い、僅かに幼く、可愛らしく見えた。
「今日は普通にね。あ、後ろからがいいかな」
 そんな僕にだけ見せる表情で、淫らな提案を続ける彼女に頷くと、僕も階段を降り始めた。
 こんな日がこれからもずっと続けば良いと、強く願いながら。

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Author:五松八雲
趣味100%の物置です。
お目汚しを致しますが、
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